人工透析
人工透析
人工透析は、腎臓の働きが低下し、体内の老廃物を十分に排出できなくなった患者様に行われる治療法です。腎臓の代わりとなり、血液を浄化して、体内の水分や電解質のバランスを整える働きをします。
腎臓の機能が低下する原因は、糖尿病、高血圧、慢性腎炎など様々です。腎臓がうまく働かなくなると、体内に老廃物が溜まり、むくみ、だるさ、食欲不振などの症状が現れます。これらの症状が進行すると、命に関わることもあります。
オンラインHDFは、血液透析(HD)と血液濾過(HF)という2つの方法を組み合わせた、より高度な透析治療法です。特に、血液中のより大きな分子量の老廃物や毒素を効率よく除去できることが特徴です。従来の血液透析よりも、より多くの老廃物を除去し、様々な症状の改善が期待できる高度な透析治療法です。
血液透析に比べて、治療時間が長くなることがあるので治療時間が長くなる場合があります。
透析中の除水量が多かったり、ドライウェイトが不適切だと起こりやすくなります。塩分や水分制限の徹底、ドライウェイトの再設定などで対応します。
除水量が多かったり、低カルシウム血症などがあると下肢の攣りが起こりやすくなります。対応策としてはマッサージ、ストレッチの他に漢方薬の内服などがあります。
透析によって血液中の毒素を除去すると、血中浸透圧が低下し、脳との浸透圧に差ができます。その結果、脳に水分が移行し脳浮腫を生じることで頭痛、嘔気、嘔吐などの症状が起こります。対応策としては透析の血流量を下げたり、ダイアライザーの膜面積を小さなものに変更するなどがあります。
心臓を栄養する血管(冠動脈)が狭窄、または閉塞して心筋への血流が阻害され、心臓に必要な酸素が供給できなくなる疾患です。透析患者様は糖尿病や高血圧、高リン血症などを合併していることが多いため、虚血性心疾患を起こすリスクが高く注意が必要になります。
透析患者様は脳出血や脳梗塞などの脳血管障害も起こしやすくなります。高血圧、糖尿病、動脈硬化、透析に使用する抗凝固薬(ヘパリン)などがリスク因子となります。
下肢に向かう動脈が狭窄することで、足の冷感や痛みが生じます。病状が進むと血流障害により、足に潰瘍ができたり、つま先の壊死が起こることもあります。当院では定期的に足の観察を行ったり足関節上腕血流比(ABI)を測定し、疾患の早期発見を心がけています。
一般的に行われる血液検査やレントゲン検査に加えて、骨粗鬆症の検査、動脈硬化検査(ABI/PWV)、足趾血流測定などを定期的に行い、合併症の早期発見ができるよう努めております。
送迎は月・水・金と火・木・土の午前と火・木・土の午後運行しております。
送迎希望の方は施設見学のときにお申し付けください。
送迎時間・場所はドライバーが交通面等、安全を考慮の上こちらから提示させていただきます。